1/30
例年、この時期の富士山には真っ白な積雪が見られますが、今年は極めて少ない積雪です。一昨日の雨で久々の積雪となりましたがまだまだ雪の量は少な目です。この冬の降雨量の少なさが影響しているものと思われます。一週間で僅かに蕾の膨らみを増して、花びらの白い色が大きく見える様になった「竜峡小梅」です。ビワの「田中」は、花期がほぼ終了したようですが、一部の花柄には結実した感じの膨らみが窺える様になりました。今日、山田さんから穂木が届いたので蕾が動き出してしまった梅などを急遽接木しました。接いだ梅の蕾はかき取り保湿袋を掛けました。ビワの穂木も田中の枝に接木してみました。その他にスモモは、用意してあったスモモ台木を利用して接木しました。予定より一寸早めの作業でしたが、穂木の状態で保存より、接いでしまった方が良いとの判断で決行しました。
保存中の他の穂木ですが、梅の品種以外は予定通りに3月に実施の予定です。



1/23
この時期は彩りに乏しい落葉果樹のなかで、柑橘系は遠目にも映えて見えます。この様に色付きますと、柑橘系への誘惑を断ち切るのに苦労します。レモンは、まだ収穫していません。庭先の観賞用になっています。金柑の「ぷちまる」は、大分黄色が濃くなってきましたが、収穫にはもう一ヶ月の待機となります。開花が早い梅の蕾がなお一層に膨らみ、「竜峡小梅」は蕾に動きが見られる様になりました。桃類の蕾も膨らみを増してきたようです。暖地桜桃の花芽にも動きが感じられます。同じ暖地桜桃の「はるか」には、まだ動きが見られません。挿木苗のブドウの「ゴルビー」は、今年が3年目となります。昨年1年間の成長は比較的順調でして2mほど、枝を伸ばしました。節に付いた芽は膨らみが感じられ、上手くいけば花房が見られるかも知れません。




1/16
零下続きの今週の冷え込みは、何年かぶりの厳しい冬となっています。防寒対策無しの「ライチ」露地栽培は、多少の霜枯れが出始めているようです。この冬を無事に越えられたら、本物の耐寒性ライチかも知れません。入手後3年目となる「ベビーキウイ」ですが、今年は結実して欲しいと思いながら眺めていますが、良く分かりません。ビワの「田中」は、結実の兆候が窺われ出しました。桃類のネコヤナギの様な花芽が、寒風に耐えています。4,5日先には暖かくなる予報ですが、春が待ち遠しい今日この頃です。スモモ類の小さな花芽が固まって見えます。白い小さな花は、ぼんぼりの様に一塊に咲くので見応えがあります。「はるか」をさくらんぼとして栽培されている方を時々見かけますが、蕾の付き方や開花時期や収穫期、実の大きさは紛れもない「暖地桜桃」だと思って栽培しています。大鉢のさくらんぼ栽培種「豊錦」にも、沢山の花芽が付いています。今年の冷え込みは、良いさくらんぼに成るのではと期待しています。「ジューンベリー」にも細長い花芽が付いています。実の収穫だけでなく、白い房咲きは見ても楽しめます。





1/9
昨日から大鉢植えの果樹を5年ぶりに植え替えを続けています。力仕事になりますが、チェーンブロックを使った吊し上げ法で作業はスムースに進んでいます。落葉が遅れていましたりんごが、ここに来て一斉の葉を落とし、鉢置き場の見通しが良くなり、この春に向けての花芽がよく見えます。りんごの全品種はアップしきれませんが、代表的な品種の花芽を撮影してみました。「ジャンボ王林」は今回の植え替えで60L鉢から100Lに鉢増しました。この王林には「おいらせ」、「秋映」、「あいかの香り」、「ぐんま名月」などを高接ぎしていますので、鉢増しでパワーアップを図りました。露地植え「ラ・フランス」に高接ぎした梨の各品種にも花芽が確認できます。「王秋」は枝の伸びが良くありませんでしたが、花芽はいっぱい付いています。他に「秋栄」や「菊水」など高接ぎ品種の全てに花芽が付いているようです。開花時期が楽しみになりました。




2010.1/2
正月の2日は、快晴の穏やかな日となりました。今年も果樹三昧の年になりそうです。ブルーベリーの花芽を見ますと、「スパルタン」は動き出しそうな膨らみを示しています。「ホームベル」、「フクベリー」も膨らみが感じられ暖かくなり出すと一気に開花かも知れません。さくらんぼ「夢あかり」、「紅さとう」、「紅秀峰」の花芽は固く寒さを感じながら、4月の開花に備えているようです。果樹の中では一番早く開花が見られる梅「竜峡小梅」の蕾も、やや膨らんできたようです。露地植え「ラ・フランス」に高接ぎした「幸水」にも、堅い花芽が付いたようです。スモモの各品種にも小さな花芽がびっしりと付いています。今春の仕事始めは、りんごや梨の剪定後に、石灰硫黄合剤の散布を予定しています。




12/26
今年最後の更新となります。レモンがようやく収穫出来そうな色付きになったようです。梅「豊後」やりんご「らくらくふじ」・「ジャンボ王林」で、遅れていた落葉が進んでいます。ビワの「大五星」は、ほぼ開花が終わったようです。今後、受粉した証の膨らみが確認できると思います。プラム類の花芽が小さいながら確認できています。さくらんぼの各品種にも、来年の花芽が沢山付いています。付き過ぎた花芽は、摘蕾して調整を予定しています。
今年は、自然災害もなく果樹にとっては無難な年であった様に思います。来年は活動範囲がやや広がりますので、病害虫や獣対策で忙しくなりそうです。




12/19
昨日・今日と典型的な冬晴れで、やや風の強い日です。今朝はこの冬一番の冷え込みで、昨日まで青々としていたキウイの葉が一気に乾涸らびて落下し出しました。この寒さで、梅、梨や林檎の葉が一気に落葉となりそうです。上の畑から何鉢かの果樹苗が運び出されたので、多少の空間の広がりが感じられます。果樹の中では春一番に咲くのが梅類ですが、開花準備はしっかり出来た様子の「竜峡小梅」です。金柑の「ぷちまる」の色付きが一層進んできました。収穫は年明け頃かと予想しています。スモモや桃の花芽は、寒空に堅くちぢこもった感じが健気です。小果だったので収穫せずに残しておいた「らくらくふじ」の最終果をもぎ取りました。りんごの木も落葉が始まり、来春の花芽が目立つ様になりました。極早生種の「紅祝」にも、桃の様な産毛に包まれた花芽が確認できます。ブルーベリーの各品種に花芽が見られますが、その丸く太った花芽が特徴の「オニール」は、BB置き場でも目立つ存在です。




12/12
たっぷり降った雨もやみ暖かな一日となり、朝から下の畑への植え付けを行いました。今日一日で、14本(14品種)の果樹を植え付けています。計24品種を植え付けましたが、残り17品種を順次植え付けていきます。鉢置き場がやや風通し良くなった様に感じます。上の畑の果樹には、まだ葉が落ちきっていない品種も多く見られます。さんらんぼの台木として知られる「コルト」の紅葉は意外と綺麗です。欧州種の「ビッテロビアンコ」と「リザマート」がようやく黄色く色付きだして落葉し出しました。キウイもぼちぼち落葉しそうです。梅の「豊後」は、やや赤っぽい葉色となり、落葉を始めました。りんごは品種ごとに異なりますが、「らくらくふじ」は、晩生種故に濃い緑の葉を保っています。すっかり葉を落とした「スタンレープルーン」の枝先には、固い花芽が確認できます。これから各果樹には、寒肥を与える予定です。



12/5
曇りの午前中、メール連絡で小田原在住のYさんが訪れてくれました。キウイ・ブドウ・柑橘類・フェイジョアなどを栽培されているとのこと。キウイでは「ゴールデンキング」の味について話題となりましたが、ウチのGキングは、酸っぱくて断念したことを伝えましたが、Yさんは来年の味見で処遇を考えるとのことでした。
レモンが大分黄色くなってきました。まだ、香りは漂ってきません。各果樹の花芽も充実してきました。杏の「ゴールドコット」、「暖地桜桃」、桃の各品種にも花芽が付きました。桃の「大玉白鳳」は、今年の春先に大鉢に鉢増ししていますが樹が一回り大きく成長し、花芽が充実しています。さくらんぼの台木苗である「コルト」ですが、紅葉が他のさくらんぼより綺麗に色付いています。ビワの「田中」は一足早く開花していましたが、1週間遅れで「大五星」も開花し出しました。リンゴの一部で葉色が変化しだしていますが、まだ緑の葉が多く落葉まではもう少し時間が掛かりそうです。予定としまして、全果樹の落葉後に剪定を開始しようかと考えています。



11/28
暖かな小春日和が続いています。カリンが黄色に色付いて近寄りますと、香りが漂うようになりました。そろそろ収穫しても良さそうです。金柑の「ぷちまる」は、全体的に薄い黄色の色付きが見られ出していますが、写真の実は濃い黄色の完熟を予感させます。ビワの「田中」は開花が始まっています。陽気に誘われてみつばちが花の周りを飛び交っています。梅の蕾もハッキリ識別できるまでに膨らんでいます。植え替えや剪定で今年の花芽形成は無理かしら・・、と心配していましたブルーベリーでしたが、ここに来て膨らんだ花芽が確認できるようになって、ホッとしています。定番の「フクベリー」も挿木2年生ながら良い形の花芽が付いています。頂いた苗の「カロライン」にも、沢山の花芽が付いています。多少減らした方が良いかも知れません。サザンハイブッシュ種の「オニール」や、これも頂いた「ブルージェイ」にも楽しみな花芽が付いています。今年沢山の結実をもたらしてくれたさくらんぼの「正光錦」ですが、来年も活躍してくれそうな花芽が付いています。




11/21
昨日の朝は一番の冷え込みで6℃まで下げました。晴天が続いています。この冷え込みを期に晩生リンゴの「らくらくふじ」を収穫しました。収穫しながらリンゴを囓っていましたら、なんとウチのらくらくふじに蜜入りのリンゴがありました。今年の出来は、小玉で色付きも半端なものでしたがジューシーで美味しいリンゴとなりました。単独接木の「ぐんま名月」は1果のみが初生りでしたが一緒に収穫しました。今年の春先に芽接ぎしたすももの「ジュピター」はガッチリと活着したようです。失敗続きのキウイの芽接ぎの中で最も成績が良かったのが「アップルキウイ」でした。画像の芽接ぎもしっかり活着しています。コルト元木に多品種接ぎしたさくらんぼは、半分ぐらいの品種が活着して伸びています。来春再度追加の品種接ぎを行う予定です。



11/14
午前中は嵐のような風雨でした。昨日までかろうじて枝先にしがみついていた紅葉した葉は、一気に飛ばされて、畑の鉢置き場は多少明るくなったように見えました。密集して鉢を並べていることから、いつもデジカメ画像は一方向に限定されてしまい、木の全体像を写したくても(最大広角にしても)入りきらずに限局画面がほとんどでした。今日は、初めての試みで全景画像を並べてみました。曇り空でしたのでフラッシュを焚いています。先日摘蕾したばかりのビワの木ですが、手前が大五星(樹高1.8m)で右奥が田中になります。まだ収穫していない林檎の「らくらくふじ」には、「あいかの香り」(中央上)と「はるか」(右端)が着いています。昨日時点では、淡く紅葉した葉が見られた各種桃苗でしたが、すっかり飛ばされてしまったようです。3カ所目のブドウ棚には「リザマート」と「ビッテロビアンコ」を這わせ、棚下には鉢植えブドウを並べています。現在は、手を付けられないほど繁茂しています。同じくキウイ棚も雌雄何種類もの小苗を這わせていますので、混み合っています。さくらんぼ置き場は、風当たりが弱かったためかまだ葉が残っています。ブルーベリー類も特に被害はなく、紅葉した葉が見られます。大鉢植えの「山吹大玉あかつき」は、ほとんどの葉が飛ばされています。金柑のぷちまるのほぼ全景は、初めてになります。鉢置き場の南面通路を東から西方向へ見通しています。これから落葉しますと、さらに見通しは良くなります(^_^;)。

11/7
長期予報では11月の気温は高めに推移しそうとのこと。このところの晴天は、暖かい日和が続いています。果樹の紅葉はゆっくり目の色付きに変わるでしょうか。ブドウの「スチューベン」は、ヤマブドウのように鮮やかな色付きの紅葉を見せています。桃の葉はあまり鮮やかな紅葉とは行きませんが、落葉が始まった枝には花芽が確認できます。まだ緑の葉も沢山残っていますが来春の結実を期待したい「おどろき」と「夢富士」は、初結実になります。今年初めての結実となった美晴白桃」、「日川白鳳」と「西王母」は、十分な出来ではありませんでしたが来春は倍増を願いたいところです。蟠桃の「桃観音」は、払子台ですがその台木効果は感じられません。来春はスモモ台での更新を予定しています。晩生種のリンゴは4品種ほど残っています。M台に接いで初結実した「ぐんま名月」は、他の高接ぎぐんま名月に比べて遅い色付きになっていますが大きさは良い感じです。ビワの摘蕾を昨日実施しています。露地栽培のラ・フランスの枝に高接ぎした梨類の各品種ですが、品種ごとに葉の大きさが異なり、一風変わった景色になっています。来年は品種本来の特徴を示す結実が見られますか不安と期待の春先になりそうです。




過去記録:

2007.2〜4 2007.5〜7 2007.8〜10 2007.11〜2008.1 2008.2〜4 2008.5〜7 2008.8〜10 2008.11〜2009.1   2009.2〜4 2009.5〜7 2009.8〜10

栽培作業記録

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