過去記録:

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栽培作業記録

10/31
来週には寒波が一時的に降りてくる予報です。その影響で、果樹の落葉が一層早まるものと思います。残った晩生種のリンゴは、ほとんど落下する様子もなく僅かずつではありますが色付きが増してきたように見えます。「らくらくふじ」の赤さが気持ち増してきたようですが、お分かりでしょうか(^_^;)。ひっそりと実をつけている「カリン」ですが、うっすらと黄色みが感じられるようになりました。家内は、このカリンが色付くと芳香剤代わりに自分の車に入れています。柑橘類の「キンカン」と「レモン」もゆっくりと色付きの準備が始まったようです。落葉果樹の花芽を見てみますと、サクランボ・スモモ・ビワ・モモなどの各品種に、しっかりとした花芽が確認できます。この様子ですと、来春の開花はほぼ間違いないところですが冬期の剪定時にうっかり切り落とさないように注意深く実施の予定です。ブルーベリーの枝先にもぷっくり膨らんだ花芽が観察できます。今年は、コガネムシ幼虫被害が多くて樹勢を落とした品種が多く出ています。来春の花芽がまだ付いていない品種も多く、春先までの回復が気がかりなところです。




10/24
肌寒い小雨降る午後となりました。周りの野山ではまだ紅葉が進んではいませんが、果樹の葉色は秋色に染まり出しました。ブドウの葉も黄色く紅葉が始まっています。「スチューベン」や「ナイアガラ」の黄変が先行しています。毎年、知らぬ間に落葉している桃ですが「山吹大玉あかつき」や「日川白鳳」の葉に色付きが見られます。綺麗な紅葉ではありませんが、桃の葉も落葉準備が始まっているようです。少しずつ色付いた実から収穫している柿ですが、「太秋」が色濃くなってきましたので甘みも増しているでしょうか。中国ナツメの「棗王」が茶色く完熟の色となっています。葉は鮮やかな緑を保っています。イチジクの「ロンドボーデックス」は、一番果の収穫時期には小粒でしたが今の実はその倍近く大きくなっています。遅れて結実した「ビオレーソリエス」の実がやや膨らんできたようです。鉢置き場の果樹は、残る果実も少なくなり次第に淋しくなっています。やがて、全ての葉が落ちますとジャングルであった景色は雑木林に変わるものと思います。



10/17
土曜日の午前中、会社仲間のDさんが野菜を土産に立ち寄ってくれました。久々の再会で話も弾みました。午後には雨が降り出してきて、慌てて写真記録を切り上げてきました。ブルーベリー(ウッダード)やサクランボ(紅さやか)の葉が紅葉し出しています。庭の片隅で毎年色付くカイドウですが、今年も赤くなりだしています。梨類の最後の1果となった「王秋」ですが、そろそろ収穫しても良さそうな色付きとなってきたようです。ビワ(大五星、田中)の蕾がふっくらと膨らんできました。プラム類(いくみ、ゴールドコット)の紅葉も始まり、赤や黄色が日々鮮やかさを増しています。金柑(プチ丸)も薄く黄色に変化を示し、小さかった「ダルマティー」の実が急に肥大を始めました。初生りの大実イチジクですが、収穫時の大きさが楽しみです。実なりが少なかったキウイですが、品種不明(アップルに類似)の小果とは対照的な「ゴールデンキング」は期待していなくてもしっかり膨らんでいます。ならせたい品種が少なくて失敗の年となりました。来年の復活を願うところです。




10/10
列島に大きな被害をもたらした台風でしたが、進路から東側の割には、風雨の影響は少なくて助かりました。長野や東北のりんごなどのを栽培されている農家の被害はお気の毒な惨状でした。自然の猛威の恐ろしさを改めて、認識させられた台風18号でした。色付いたリンゴ(王林、ジョナゴールド)は、早めに収穫して落下に備えました。今日のリンゴでは、青リンゴの「ゴールデンデリシャス」が丸く膨らみを増し、「らくらくふじ」が一面に赤い縞模様が入ってきました。「ぐんま名月」はほんのり紅が乗ってきました。朝晩の冷え込みと共に落葉果樹の葉に色つきが始まっています。アンズの「ゴールドコット」はいち早く紅葉が始まりました。結実量がきわめて少なかったキウイですが、僅かな実は落下せずにここまで持ちこたえました。リンゴの味わいから水分を抜いたようなパサパサのリンゴ風味がナツメの「棗王」です。日本の棗より大玉ですが、果樹として育てるには今ひとつ面白味に欠けると思っています。たわわに実ったキンカンの実が、緑にやや黄色みが入ってきたようです。収穫は冬場の予定ですが、キンカン酒の仕込みが楽しみです。



10/4
久々の晴天となり風は爽やかですが、日射しは強い秋晴れでした。イチジクの「ロンドボーデックス」、「ビオレーソリエス」、「ダルマティー」はまだ肥大中でして収穫まで漕ぎ着けられるか怪しいところです。リンゴの「」おいらせ」が真っ赤に色付いて落下していました。無傷でしたので完熟したものと思います。当地では珍しいしっかりとした色つきのリンゴです。秋の味覚として柿の色つきが進んでいます。「黒柿」は丸くふくらんで黒い縞模様が見られ出しました。「太秋」や「次郎」も黄色みが増してきました。青リンゴの「ジャンボ王林」は、薄黄色に色つき完熟間近の様子です。赤いリンゴの「ジョナゴールド」と「らくらくふじ」は、徐々に赤い縞模様が濃くなっています。今年の色つきは楽しめそうです。洋なしの「ラ・フランス」も膨らみを増していますが大玉種の「ジャンボ新高」は小玉でした。小さいながら収穫してみましたら、昨日市販品の「豊水」を食べましたが、それよりも美味しい梨でした。
来週は台風の影響が心配されます。残る果実はリンゴと柿、梨、キウイなどですが南海上を遠く進んでくれることを願いたいところです。




9/26
季節はヒトの感傷にはお構いなく、確実に歩を進めているようです。リンゴの各品種で、その色付きの違いが鮮明になりつつあります。黄色系の「シナノゴールド」、「ジャンボ王林」、初生りの「はるか」と定番の「ゴールデンデリシャス」は、薄黄色に変化してきたのがよく分かります。二重袋で保護していたジャンボ王林は綺麗な色に仕上がっています。収穫時期はまだ先の事ですが、既に甘くて美味しいリンゴになっています。赤色系では「アルプス乙女」が先行して色付きましたが初生りの「おいらせ」や「ジョナゴールド」、「あいかの香り」などが綺麗な縞模様に色付き出しています。当園の定番であります「らくらくふじ」は、今年の結実は小玉が多く多品種高接ぎの影響を受けたのかも知れません。また、秋の味覚として忘れてはいけない柿ですが、小玉ながら実付きの良い「太秋」や「次郎」が黄色く色付いてきました。黒柿もふっくらと膨らみが感じられるようになりました。独特の縞模様は見られますがまだ黒い色付きは見られていません。




9/21
久しぶりの更新となります。今まで産院しかお世話にならなかった家内の入院はショックでした。暫くリハビリ期間となります。こうして更新をしようかと思い立ったところですが、以前に比べてモチベーションは上がりません。
季節はすっかり秋めいてきたようで、今年のリンゴは朝晩の冷え込みの性か当地でも色付きは良好です。今年初なりの「あいかの香り」は、大玉ですので枝折防止の吊り紐を掛けていましたが保護袋を外す際にぽろりと落としてしまいました。果重は426gとなっていましたが、これから色付きを増すところでした。樹上に残った実には落下防止の紐を掛けています。「北紅」も初生り品種のリンゴですが、真っ赤に色付いて来ましたので収穫してみました。「ジョナゴールド」は数果の結実が確認できていますが、うっすらと赤味が分かるようになりました。晩生桃の代表的な品種であります「西王母」は、芽接ぎから2年目の初生り果です。たった1果でしたが303gと、小玉でしたが味は良い桃でした。本格的な稔りが楽しみな品種です。梨の「ジャンボ新高」の1果が良い色に成ってきたので試し取りしてみました。大きさは小玉で豊水と同程度でした。時々通りすがりに立ち寄る果樹栽培を手掛けるおじいさんから「さるなし」の挿木苗を頂戴しました。来年には結実が期待できるとのことです。「ネヘレスコール」が薄黄色に色付いてきました。10月初旬の収穫を予定しています。



9/5
9月に入ると急に晩生種のリンゴに色付きが増して来ました。二重袋で保護していた「秋映」は、除袋したての白かった外皮が2,3日で赤味を帯びてきました。一重袋の「ひめかみ」は、当地の色付きとしましては上出来の赤と言えます。イチジクの秋果がこのところ連日のように収穫出来ています。例年に比べて甘さが少ないように思いますが、イチジクの甘さは他の果樹とは比較にならない糖度が基準となりますので、美味しく食べています。芽接ぎから2年経過した晩生種の桃「西王母」がたった1果膨らんでいます。触った感じではまだ固い桃ですが色は次第に濃くなってきました。露地植えスモモの「太陽」に残っていた1果を採りました。また、高接ぎの「秋姫」にも貧弱な実が1果付いていました。有袋管理でしたが大実にはならず、台木との相性が悪かったようです。露地植え洋ナシの「ラ・フランス」のほとんどの枝には異品種が高接ぎしてあります。2果ほど残っている実ですが、大分膨らんで来ました。柑橘類の「レモン」と「キンカン」も順調に肥大が続いています。ほったらかし栽培のラズベリーですが、房状に一杯の実が付いていました。




8/29
8月も終わろうとしている週末ですが、南の海上には台風11号が発生し今回は影響がありそうで心配になります。晩生種のリンゴが膨らみを増しているのは嬉しいことですが、細い枝先に結実したリンゴは果重で枝折れが多発しています。「秋映」や「ジャンボ王林」に枝折れがあり、「あいかの香り」は折れそうな枝を吊るし紐を付けました。早い色付きの「おいらせ」、「北紅」、「ひめかみ」の赤味が目を引きます。小玉の「アルプス乙女」も濃い赤が鮮やかです。和梨や洋ナシも膨らみを増しており、保護袋で遮光していた「カルフォルニア」の袋を外して見ました。ズッシリとした実はやがて赤く色付くものと思われます。和梨の「豊水」もまずまずの大きさになっています。9月中旬頃の収穫予定です。「ジャンボ新高」はまだまだ大きくなる筈ですが、枝折が心配な状況です。
台風の影響でリンゴや梨の落果が気掛かりですが、自然の力にはどうしようもありません。少ない影響を願いたいところです。



8/23
露地植えのラビットアイ(3種)もほぼ収穫が終わったので、大幅な切り詰めを行った。鉢植えのブルーベリーも一部を残して収穫量が激減してきましたので、切り詰め植えかえを1週間がかりで実施しました。また、最近はコガネムシ幼虫による根の食害が頻発していましたので、産卵防止のネット(防風ネット)を鉢表面に張ってみました。樹脂病でかなり弱っていた「パープルアイ」ですが、残った3果が柔らかくなってきたので収穫しました。一つ食べてみましたら、甘くて柔らかいプルーンでした。鉢植えの「バナーネ」秋果が急激な膨らみを示し完熟となりましたので収穫しました。ブドウの「藤稔」は、残っていた数房を全て収穫しました。コガネムシに葉を食害され傷みが激しいので急遽残った房を収穫となりました。当地の藤稔は土質が合わないようで黒く色付きませんでした。レモンがゆっくりと膨らんで来ました。リンゴの「つがる」は色付くと落果の繰り返しです。今朝も1果の落果でしたが、虫とは思えない囓り跡が残っています。防鳥ネットの中でこの様な囓り方をするヤツは何者か?。後ほど防鳥ネットの点検が必要かも知れません。何者かが侵入したかと思われます。散水中に引っかけて梨の「豊水」を落としてしまいました。収穫はもう少し先の予定ですが、それなりの外観となっていました。



8/15
曇りがちのハッキリしない天気が続いていましたが、今日は昼前から晴れて夏らしい天気でした。今年の「ヒムロッドシードレス」は、ジベレリン処理が上手く行かなかった様です。いつもなら収穫出来ている時期ですがジベレリン処理で粒の肥大や熟気の短縮が出来ていないようです。本日、保護袋を外しました。もう一寸で美味しいブドウが頂けそうです。先日、当地の「富士梨(幸水)」を頂きましたが、ジューシーで甘い梨でした。ウチの梨を見てみますとまだ小玉ですが、それらしき様相を示しています。鉢栽培中の「ジャンボ新高」と「豊水」、露地高接ぎの「にっこり」など初生り品種も有り、収穫時の味見が楽しみなところです。桃の収穫はほとんど終了していますが、自作接木苗で大玉・晩生種の「西王母」が1果膨らんでいます。紙袋が弾けていましたのでBIKOOを付け替えました。まだ小苗ですので大玉は期待できませんが、その片鱗を見てみたいところです。早生種リンゴの3品種が同じ様に色付きが進んでいます。「つがる」は収穫直前落果が激しい品種ですが、既に色付いた3果が落果しています。紅祝も多少の落果習性があるようでやはり2果ほど落果しています。ハッキリ言いまして、色合いは良いのですが、味は最悪です。今年も早生リンゴは失敗のようです。



8/8
漸く夏らしい天気が続くようになりました。流石に暑いです。水分補給をしっかりとりながら、果樹の世話をしています。今年も実家の兄から「落花生」が収穫出来るとの連絡があり、早速直線距離400mくらい離れた畑へ行って茹で落花生の準備をしました。塩茹で落花生は食べ出すと止まりません。既に2回ほど食害にあっているブドウの「藤稔」ですが、棚をスッポリとネットで覆ってからは無事に推移しています。8月中旬以降の収穫を予定しています。今年のブルーベリーは豊作のようでして、毎日1kgぐらいを収穫していましたが昨日当たりから収量が少なくなり出しました。今はラビットアイ種がメインですが画像の「オノ」の様に残った実は疎らとなりました。桃の「観音桃」は紙袋で保護していますが、全滅の危機です。傷み果が多発しており残念ながら完熟での収穫は、ほとんど不可能と思われます。スモモも主力品種は終わってしまい残るは、「太陽」と「秋姫」となりました。代わって早生種のリンゴの色付きが始まっています。代表的な「つがる」と「紅祝」が赤く色付き出しています。栽培が難しい欧州種「リザマート」が一房のみながら良い色に成ってきました。



8/1
曇り時々晴れの日が昨日から続いています。ブドウの色付きが長雨の中でも進んでいまして、「藤稔」や「キャンベルスアーリー」の暗紫色に変化してきました。2週間程度で収穫になるかも知れません。今年は、沢山の桃を食べることが出来ました。残るは、晩生種のみとなっていますが遅れていた1/2本の「黄金桃」や「桃観音」に赤い色付きが確認できるようになっています。スモモの「ニュー太陽」は初完熟果の収穫でしたが、黄色い果肉は比較的玉揃いも良くて味も甘みが乗っていて美味しいスモモでした。リンゴの「つがる」は収穫時期に落果する習性が知られています。今年もうっすら色付き始めた「つがる」が約束事のように落果し始めました。小玉ですが全体に縦縞模様のように赤い色付きが見られています。昨年は開花の時から花数が少ない不作年でしたが、今年は沢山の花が咲き沢山のミツバチが訪花していました。花が終わった後には、マッチの穂先の様な幼果が一杯付いているのが確認できます。今年は「金柑酒」が仕込めそうです。春先に挿木したブドウの各種品種は、脱落苗も何本かありましたが、上手く活着した幼苗は新梢を伸ばして生長しています。色付きが増してきた「藤稔」ですが、今年も食害が発生しています。保護袋を器用に破って、一房をペロリと平らげていました。棚下には外皮が散乱していました。幸い大粒の房は棚の反対側に位置していますので、事なきを得ています。収穫まで気が抜けません。




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