過去記録:2007.2〜4 2007.5〜7 2007.8〜10 2007.11〜2008.1

栽培作業記録

04/26
昨年は樹勢の低下で結実がなかった日本なしの「ジャンボ新高」は、沢山の幼果を付けました。後日、摘果の予定です。タテさんから頂いた取り木苗の「ジューンベリー」が、清楚な白い花を咲かせています。しっかり根付いたようです。桃類の結実は極めて良好でして、「桃観音」、「大玉白鳳」、「田上姫」、「大久保」などの不要果を整理し、「大玉あかつき」と「なつっこ」の1回目の摘果をしました。今年は、大玉の桃の収穫を目指します。りんご類の結実も進んでいます。すももの「ニュー太陽」は、「太陽」に比べると、着果率が高いようです。育てやすい品種かも知れません。
さくらんぼは、遅れていました「佐藤錦」と「高砂」も結実が確認できるようになりました。”掲示板”にも書きましたが、「月山錦」の難しさを思い知らされました。今日時点で、まだ花柄は付いていますが1粒でも良いので、結実して欲しいものです。



04/20
ハッキリしない天気が続いています。昨日は、朝方の天気にだまされて殺菌剤の散布をしてしまい、午後はしっかり雨に流されました。後日、再散布しなければなりません。ブルーベリーが開花したのにみつばちの姿がなく、さんざヤキモキしましたが、ようやく訪花が始まり受粉作業に勤しんでいます。「フクベリー」も成長し、収穫が楽しめると思います。「スパルタン」も順調に結実しているようです。開花2年目の「山形美人」は、木全体に花が付きました。昨年、鉢に植え替えた「ユスラウメ」は、今年は実付きも良好です。
いよいよ、さくらんぼの結実が確認できるようになりました。人工授粉作業ももう少しの間となりました。
桃や梨類も結実が確認できるようになりました。リンゴは、開花の最盛期ですがやがて、結実が確認できる予定です。




04/13
1週間前に張ったばかりのさくらんぼ用の雨よけシートが、7・8日の強烈な風雨で破れてしまったので再度張り直しました。今度は、ビニペットを利用して風対策をしっかり実施しました。
さくらんぼは、ほぼ全種の開花となり、受粉作業に時間が掛かるようになりました。遅れていた「佐藤錦」、「山形美人」も開花が始まり、「紅さやか」が若干遅れています。リンゴもようやく開花が始まりました。今年は、多くの穂木を接ぎ木しましたが、今日現在で活着が確認できたリンゴの種類は、北紅、おいらせ、あいかの香、ジョナゴールド、秋映、静香、さんさ、ハックナイン、はるか、こうとく、昂林、こうみつの12種です。ぶどうの「峯寿」は、挿し木したブドウ苗に接ぎ木しましたが、順調に新芽が伸び出しました。梨類も8種類の穂木を接ぎ木しましたが、順調に活着しています。すももの「秋姫」は実付きが良いことは知っていましたが、流石にすごいです。すももの「ハリウッド」は、葉の色に特徴がありますが、実も鮮やかです。



04/05
さくらんぼの開花が始まりました。急遽、雨よけビニール・シートをさくらんぼ置き場の屋根に張りました。幸いにも開花した品種には「ナポレオン」も入っていて、「アメリカンチェリー」、「紅秀峰」、「さおり」の受粉には好都合です。まだ走りなので花数は少ないですが、早速1回目の受粉作業を楽しみました。
杏の「平和」は、手間いらずで結実してくれます。梅の豊後に接ぎ木した「ハーコット」が、活着したようで新芽が勢いよく伸び出してきました。梨は和梨と同様に、洋ナシの「ラ・フランス」の開花が始まりました。受粉は近くに桃や梨類が開花していれば、ミツバチなどにお任せで、受粉します。びわの「大五星」は初めての結実になりますが、「田中」に比べて生育に勢いがありません。プルーンの「パンサー」と「ツアー」が開花しました。おそらく、自家受粉性ですが二つの花の花粉を交互に受粉しました。このところ、ミツバチの訪花が少ないのが気になります。染井吉野桜の開花に寄せられているのでしょうか。




03/29
桃や梨の開花も始まったようです。今年の「南高」梅は、例年になく実付きが良くて嬉しい収穫になりそうです。洋ナシの「ラ・フランス」は、枝先に花芽が着きやすいので剪定が難しい部類です。伸びた枝を夏場に切りますと再び伸び出した枝先に花芽が出来、時期外れの結実となります。「暖地桜桃」や「はるか」の結実効率は非常に良く、さくらんぼで再現したいものです。プルーンの「フロリナ」の開花の様子は、丁度ソメイヨシノ桜の満開を思わせる程に枝いっぱいに咲き乱れています。
ブドウも新芽の動きが始まり、山桃の「森口」は何年ぶりかの花芽が確認できました。昨年は裏年の「カリン」の開花も始まり、「びっくりグミ」は、開花しましたがジベレリン処理をしようか止めようか迷っています。実が成っても余り美味しいものではないので、このまま花だけ楽しもうとの思いもあります。朝方、遅れていた殺菌剤と殺虫剤をすもも、梨、プルーン、桃およびさくらんぼ等にようやく散布することができました。




03/23
いよいよ果樹の開花シーズン到来です。梅や杏に次いで、すももの各品種の開花が続いています。開花2年目の「貴陽」は、受粉樹の「ハリウッド」や「バイオチェリー」の開花と重なって、グットタイミングとなりました。念のため梵天で人工授粉しています。ブルーベリー専用の「ぼかし:BBBスリービー」を与え、「スーパーニーム」と「プラドミン5」を等量混合で「プルーン」、「すもも」、「もも」および「さくらんぼ」に施肥しました。予定していたリンゴや桃、すもも、梨類の接ぎ木も完了し、暖地桜桃の結実に備えて防鳥網を展張しました。さくらんぼの蕾も膨らみを増していますが、「ナポレオン」の開花が他種に比べて早くなりそうもありません。花粉採取は難しそうです。今年は、「月山錦」の収穫が楽しみですが、黄色いさくらんぼを味わえるでしょうか。すももの「ニュー太陽」が2年目の開花になり、結実が期待できそうです。「山吹大玉あかつき」と「桃観音」を一番手に桃類の開花も始まったようです。ブルーベリーの一番手の開花は、サザンハイブッシュの「オニール」でした。プルーンの「フロリナ」の開花もすぐ間近のようです。



03/15
ぽかぽか陽気で、朝から5時過ぎまでスモモ、桃、リンゴおよび梨・洋ナシの接ぎ木を行いました。それでもまだ穂木は残り、明日も続ける予定です。
豊後梅はほぼ満開になり、ミツバチの訪花が頻繁に見られます。木イチゴの「モミジイチゴ」と「カジイチゴ」が新芽や蕾を見せています。黄色い実は、懐かしい味わいを楽しめます。予想通り、すももの「ハリウッド」が一番手の開花となりました。「秋姫」や「貴陽」も、2〜3日後には、開花しそうです。昨年程の開花時期のズレはなさそうです。20年生のキウイ(雄木)の新芽も膨らんできたようです。「豆梨台木」用の根伏せ苗は、さらに発芽数を増して成長は順調です。



03/09
日の出前は冷え込みましたが、日中は暖かい春の陽気でした。いよいよシーズン到来の気配をヒシヒシと感じてしまいます。
JAの小学生向け雑誌「ちゃぐりん」4月号の別冊カレンダーに当HPキウイの実生写真が掲載されました。意外と実生苗の双葉前後の写真は少ないようです。自宅隣の畑地に植えられた「河津桜」と思われるピンクの桜が彩りを添えています。梅の「豊後」が開花し出しましてミツバチが忙しく飛び回っています。杏の「ゴールドコット」や黄色いプルーンの「フロリナ」の蕾が膨らみ、花色が判るようになりました。すももの「ハリウッド」の開花は、他の品種に比べて早く、「貴陽」や「太陽」と相性が良いのだが開花時期が一致せず自然交配は望めない。今年最初の接ぎ木は、すももとイチジクです。イチジクは、樹勢の弱い「ヌアールド・カロン」を接ぎ木で樹勢回復を試してみます。さくらんぼの「ナポレオン」は、受粉樹として早い開花が必要です。開花促進のため鉢を温める目的で、100円ショップで購入した保温材を巻いてみました。



03/01
強い風が吹きましたが暖かい一日でした。昨年挿し木したブルーベリー(主にサザンハイブッシュ種)の苗を鉢上げしました。
スモモの「ニュー太陽」は、太陽の実生からでた改良種で200〜250gの大実になるらしい。桜桃、梅および杏の蕾が膨らみを増し、「はるか」・「暖地桜桃」や「ハーコット」・「平和」の花色が判るようになりました。固かったブルーベリーの蕾も、ほころびを見せています。そろそろ、挿し木や接ぎ木の準備としまして、挿し木用土や接ぎ木台木、接ぎ木テープなどの手配や整理を始めました。今年は、種類も多く楽しみも長く続きそうです。



02/24
週末の土・日は、強い風が吹き続けて落ち着いて作業は出来ない状態でした。強い風で、さくらんぼの鉢が倒され、枝折れ被害が多発しました。台風でも倒れることが少ない鉢なのに・・。
昨年失敗した「チャンドラー」の接ぎ木を、再度試してみました。「スパルタン」、「パトリオット」もホームベルに接ぎ木しました。りんご、もも、あんず、すももおよび梨の花芽を観察して回りました。今年初めて開花する「紅玉」やすももの「いくみ」に花芽が確認できました。



02/16
風は冷たいが、陽射しは暖かい日でした。品種の多い果樹(さくらんぼ、りんご、すもも、もも、ブルーベリーなど)の花芽を撮影して回り、各ページの更新をしました。
昨年は結実がなかった「カリン」ですが、この花芽は結実しますでしょうか。サクランボの「ナポレオン」は、花粉採取のために他品種より早めに開花させる必要があります。今後、鉢の保温・置き場所などの工夫が必要となります。南高梅は3分咲きとなり、他の「竜峽小梅」、「鶯宿」や杏の花芽も動き出したようです。BBの花芽もかなり膨らんできた品種もあり、もうすぐ防鳥網の準備が必要になります。スモモの「貴陽」は、一品種で6本栽培していますが今年は花芽が良く着いています。昨年購入した洋ナシを鉢植えの際、整理した根を「根伏せ」しておきましたが、発芽が確認されました。洋ナシの接ぎ木台木は豆梨台ですので、これを養成して台木とします。



02/10
昨夜は雪か雨の予想でしたが、雪にはなりませんでした。富士山は少なめの降雪のようでした。今年の冷え込みは、梅の開花を明らかに遅らせています。昨年の2月10日に南高梅は7分咲きでしたが、今年はやっと2輪ほどの開花を確認しました。「竜峽小梅」や「豊後梅」の開花は、さらに遅れそうです。この時期の花として、ビワの開花が続いていまして幼果が確認できます。ヘソのない「デコポン」を収穫しました。ハサミで切り取りますと、爽やかな香りが際だちます。梨の「ジャンボ新高」の花芽は、豊水より大きく膨らみが目立ちます。「カジイチゴ」の新芽が動き出しました。暖かくなるのも、もうすぐでしょうか。



02/03
当ホームページも何とか2年目に入りました。全国には、趣味で果樹栽培を手掛けておられる方々の多いことに驚き、メールや掲示板で情報交換させて頂けましたことにこの上ない喜びを感じております。
昨夜より冷たい雨が降り続いていましたが、山間部では積雪でしょう。畑の「南高梅」は、蕾が僅かに緩んできたようです。露地植えの「ラ・フランス」の剪定、桃の「山吹大玉あかつき」と「なつっこ」も剪定しました。今年の課題の第一位は、”プルーンの収穫”です。虫食いで傷んだ「サンプルーン」と「スタンレープルーン」を手当てして植え替えました。何とか完熟のプルーンを味わってみたいものです。キウイ実生は、4週目になり目をこらすと本葉の準備が始まっています。さくらんぼの受粉用に花粉増量剤を購入しました。石松子(ヒカゲノカズラの胞子)は、粒子・比重が花粉に近い物質でサクランボの花粉を2〜3倍程度に増量して人工授粉に使います。商品は、作業進行程度の識別のため、ピンク色に染色してあります。4月の開花時期に「ナポレオン」の花粉を採取して増量する予定です。


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