1/31
昨夜からの雨は、朝6時頃には止んでいました。外での作業は無理かと諦めていましたが、曇り空となって続きの芽接ぎを行いました。先週から開花が始まった梅は、鶯宿や竜峽小梅も開花し、南高梅は5分咲きとなっています。残念なことに梅を受粉樹としたいアンズ(ハーコット)の蕾はまだ堅いままです。
BladeCusinart'さんに頂いたナシの穂木、「菊水」・「南水」を露地植えのラ・フランスを台木として、芽接ぎしました。庭植えのスモモの木には、栃木のホワイトモグタンさんから頂いたスモモの穂木、「ジュピター」・「ヴィーナス」、桃の「おどろき」等を芽接ぎしました。割接ぎは2月以降の予定です。BladeCusinart'さんから頂いた桃の「夢富士」・「サマーエース」およびスモモの「月光」・「大石中生」・「紅りょうぜん」も芽接ぎしました。昨年も含めて何度か接木しても失敗続きの「いくみ」ですが、懲りずに今年も芽接ぎしました。宮式高接ぎ法でどの様な結果になるのか、非常に楽しみです。畑の鉢植えリンゴの「ゴールデンデリシャス」の蕾が綻び出しそうにピンクの花色が覗いています。もうすぐ、春ってところでしょうか。



1/24
風が冷たく曇りがちな天気で、震えながら果樹の世話をしました。先週の宮式芽接ぎは不完全でしたので、再度試みることにしました。キウイ、柿、サクランボおよびブドウなどの芽接ぎを実施しました。
宮式は台木に穂木を固定する楔(くさび)を付けるのが特徴で、穂木の芽をしっかり抱え込みます。穂木の活着の良否は4,5月頃に判ると思います。
梅の蕾が動き出しました。一番花は、南高梅でした。今年はまだ石灰硫黄合剤を散布してありませんので、明日風が弱い様でしたら遅ればせながら実施予定です。この散布は、外すことは出来ません。ビワの「田中」の幼果がハッキリしてきました。片や「大五星」は、まだ花が残り結実はハッキリしていません。昨年3月に接木した和梨の「王秋」に花芽らしき芽が見られますが、1年目で結実しますでしょうか。花芽なら嬉しいですが、果たしてどうなるか・・、乞うご期待と言ったところです。



1/18
今日は早朝から終日、キウイや柿の接木を行いました。接いだ数は今日1日で33カ所でした。今まで、割接ぎ法を用いた3月頃の作業でしたが、初めて宮式法を用いて早い時期の実施となりました。まだ未熟なので、数で勝負です。キウイの台木は、宮式の発案者である宮原さんから頂いた、香緑実生苗がメインとなりました。樹種によっては、例年のように3月頃の割接ぎ作業も残っています。
カリンの芽が動き出したようですが、まだ赤い花芽は見えません。プラムやプルーンの花芽も、小さいですが形が判るほどに膨らみを増しています。遅れていました豊後梅のつぼみが丸く膨らんできました。一方、膨らみが早い「竜峽小梅」の蕾は、今にも綻びそうに感じになってきました。アンズの「ゴールドコット」と「平和」の蕾も小さいながら、膨らみを増して丸くなってきました。
そろそろ、「石灰硫黄合剤」をこの時期の必須作業として散布しなければいけません。



1/11
土・日と急な所用があり、土曜日の午前中には交換用穂木の送付を3カ所に手配するのに天手古舞いでした。早速、無事に受け取ったとのご連絡を頂けた方もあり一安心しました。今日は午後から、各果樹の花芽を観察・記録して回りました。他の果樹に比べて大して世話をしていませんが、ブルーベリーは健気にもちゃんと花芽を着けてくれます。さくらんぼも手抜きは出来ませんが、花芽は期待通りに付いたようで、4月の開花が待ち遠しいところです。暖地桜桃らしき「はるか」も、花芽が膨らんで来ました。この「はるか」は、甘果桜桃より一足早い開花で梅に近い早咲きとなります。南高梅の蕾も大分膨らんで、春の訪れを予感させてくれます。庭のカイドウは、徒長枝を整理する程度で毎年、開花・結実が繰り返されます。今年も、短果枝が見て取れます。一足早く「田中」の結実が確認されていましたが、遅れてビワの「大五星」にも結実が見られました。次の作業は摘果・袋掛けとなります。モモも順調に花芽の生長が見られ、昨年を上回る成果を目指したいと思っています。




1/3
お正月は快晴の良い天気が続いて、庭遊びには絶好の日和です。今朝も霜が降りて寒い朝でしたが、日中は暖かく過ごせました。ブルーベリーの「フクベリー」、「ティフブルー」、「スパルタン」および「メンディット」の花芽がやや膨らみを増したでしょうか。さくらんぼの「山形美人」の花芽の先端にピンクが覗いています。「正光錦」は花芽が付きやすい品種のようで、毎年沢山の花芽が付いています。カリンの葉芽の緑が動き出しています。やがてこの葉芽の中からピンクの蕾が覗いてくる物もあると思います。昨年、蔓の生長が著しかったベビーキウイでしたが、今年は花芽の発生が見られるか期待が大きいところです。スモモ「貴陽」、アンズ「平和」や和ナシ「ジャンボ新高」の花芽もシッカリ付いて春先の開花が待ち遠しいところです。ビワの「田中」には、結実が確認できます。この後、倍程度の大きさになってから摘果・袋掛けを予定しています。
今年も、微々たる歩みですが昨年よりも一歩でも多くの成果が得られるように努力したいところです。




12/27
2008年も最終の週になりましたが、果樹三昧の一年でした。2009年は「ウイークエンド果樹栽培」でなくなる年ですが、HPのタイトルをどうしようかと思案中です。
暖冬気味のこの冬でしたが、今朝は霜が降りて久々の冷え込みでした。先週あたりから、剪定作業を続けています。今日は露地植えの洋ナシ(ラ・フランス)やプルーンの剪定を行いました。まだ、梅やキウイ、さくらんぼ、モモなどが残っていますので順次消化していきます。
スモモの花芽の付き具合も順調で、来春の開花・結実が期待できます。大実の「秋姫」は摘果と袋掛けで晩生の収穫に備えたいと考えています。「いくみ」や「バイオチェリー」は、2年目の結実になり収穫時期の見極めは今年の経験が参考になります。モモは家族にも人気の果樹で、美味しいモモ苗を求めて、試行錯誤の毎年です。桃観音の美味しさは、癖になりそうです。結実が不良であった柑橘類のレモンとキンカンが黄色く色付きました。レモンは収穫しました。



12/20
果樹全体にぼかし肥料を、鉢の大きさに合わせて適量を施肥しました。さくらんぼの葉はほとんど落葉しました。来春に開花予定の花芽が、各品種でシッカリと付いていることが見て取れます。スモモの「ニュー太陽」は、来春2度目の開花になります。今年の結実は不調でしたが、2度目の開花では安定した結実が望めるものと期待しています。先週まで、葉をいっぱい付けていた梅の「豊後」は、一気に落葉して小さな花芽が見えるようになりました。「竜峽小梅」の蕾は丸く膨らみを増し、花色が見えるようになりました。
昨日、栃木の”ホワイトモグタン”さんから果樹接木用の穂木が送られてきました。流石に露地栽培が主体でありますので、果樹の成長の良さを反映した良質の穂木を送っていただきました。しばらく水に漬けた後、土中の自然冷蔵庫で2,3ヶ月保存します。



12/13
この時期に咲く花ではビワが代表的な位置付けにあり、大五星の開花は徐々に進んでいるようです。一足早く咲き出した田中は、まだ開花中の花も有りますが既に結実を窺わせる花柄も見られます。来春3月頃、梅と同時期に開花する暖地桜桃(2種)の花芽は枝全体に満遍なく付いているので、開花時期は虫たちを呼び寄せるものと思います。まだ木は小さめですで、白い可憐な花が印象的なジューンベリーの各枝先には花芽らしき芽が沢山確認できます。寒さが厳しくなってようやくレモンの黄色い色が際だってきました。「南高梅」の落葉した枝先に堅い蕾が丸く膨らみを持って見られます。
落葉するまでは、1メートル以上に伸びた徒長枝の中に結実した黒柿があるとは全く気付きませんでした。春先の通常の開花では、結実が確認できずに諦めていたのですが、今年伸びた徒長枝で、開花も遅いはずなのに結実していることは驚きです。



12/7
今朝方の庭先には初霜が降りて、この冬の最低気温を示しました。BB「フクベリー」の1本が遅めの紅葉となっていました。家から見える富士山はクッキリと冬の装いです。金曜日の強風でさくらんぼの紅葉した葉もだいぶ飛ばされてしまい、花芽観察がし易くなりました。今日は冬晴れの中、花芽の記録を行いました。昨年、花芽調整を実施しなかった「ナポレオン」は、樹勢が弱り気味で枯れ枝も見られ付いた花芽も昨年より少ないようです。定番の「佐藤錦」、「紅秀峰」および「正光錦」の花芽は良く付いて良好な状態のようです。受粉樹としての価値も高い「紅さやか」や「高砂」の花芽確保は確実に行いたいところです。他の果樹では、リンゴの「アルプス乙女」、スモモの「ソルダム」、プルーンの「パンサー」の花芽記録を行い、アンズも全ての品種に花芽が良く付いていました。美味しいアンズの「ハーコット」の花芽は極めて順調に見えます。




11/29
ブルーベリーの紅葉がいっそう鮮やかになりまして、来春の花芽もしっかりと確認できるようになりました。「スパルタン」は紅葉の始まりも早く判りやすい大きな花芽が付いています。「フクベリー」の葉色は未だに青さが残り紅葉は晩生のようです。「メンディット」や「チャンドラー」は、赤く紅葉し大きめの花芽が見られます。庭の片隅に植えられたカイドウは、毎年姫リンゴのような小さな実が沢山色付きます。レモンはやや薄めの黄色に変化してきました。畑に地植えしているスモモの「太陽」、「プラム井上」や「貴陽」の紅葉が漸く始まったようで、赤や黄色に変化しています。タテさんから頂いたジューンベリーの紅葉も鮮やかな赤で、花芽も付いたようで春の白い花の開花が待ち遠しいところです。そろそろ、鉢増しや根詰まりになった果樹の植え替えに着手しようと思います。鉢や培養土の用意を進めています。



11/22
前日までの強風もおさまり小春日和の一日でした。朝晩の冷え込みは急に冬らしくなり、果樹の紅葉・落葉が一段と進んでいます。リンゴの「らくらくふじ」ですが、これ以上の色付きは望めないモノと思い収穫しました。今年は不揃いで小さなリンゴとなりました。らくらくふじに接ぎ木した「ゴールデンデリシャス」と「ぐんま名月」も残っていた実を収穫しました。見た目よりジューシーで美味しいリンゴでした。カリンも真っ黄色に色付きもう収穫できそうです。家内は毎年自分の車の消臭剤代わりにカリンを使っています。
さくらんぼの葉も少しずつ紅葉・落葉の変化が始まっています。葉が落ちますと花芽が目立つようになります。あんずの「ゴールドコット」は、他のアンズや梅より一足早い紅葉となりました。桃の「なつっこ」と「山吹大玉あかつき」は、ついこの間まで緑の葉を付けていましたが一気に落葉しました。



11/15
キウイを収穫しました。結実数が少なかった「ゴールドエンペラー」は全て収穫し、「ゴールデンキング」は試し取り程度に止めています。2種の黄色キウイですが熟期に差が有るようで、Gエンペラーの方がやや柔らかさを感じましたが、Gキングは堅い果実でした。追熟してから試食予定です。
ペカンの木は非常に生長が早くて、防鳥網の天井を抜けて1m以上高く成ってしまいました。来春、花が咲かなかったらまた切り戻す予定です。実生から数えますと17〜18年になります。根鉢が大きくなりすぎて植え替えもまま成らず、いずれは決断する時期が来るかも知れないペカンです。スモモの花芽が目立つようになりました。「貴陽」や「バイオチェリー」、その他のスモモも順調な花芽の付き具合で来春が楽しみです。朝の気温も10℃近くになる日もあり、紅葉がジワリと始まっています。ブドウの「ナイアガラ」の葉が黄色く色付いて陽が透けるようになりました。落葉間近です。



11/9
昨日は終日雨模様で、今日も肌寒い曇天でした。横浜で柑橘類や柿を栽培されている新井さん御一家の当果樹園の訪問がありました。新井さんは、植物繁殖にお詳しい様子で、最近はキウイ品種に興味をお持ちのようです。昨年12月に播種した「さぬきゴールド」の実生苗を、お帰りの際にお譲りした。多くの方の協力によってそれぞれの庭で、偶然の稔りに結びつくことを願ってやみません。
果樹達はいよいよ冬支度に入り出したようです。ブルーベリーの「スパルタン」、「プル」や「チャンドラー」の紅葉が始まり、スモモの「プラム井上」やアンズも紅葉し出しました。桃の「大玉白鳳」も、うっすらと紅葉を見せて落葉準備に入ったようです。果実が少なくなった果樹園では、柑橘系の常緑と小さな果実が貴重です。たった1果のレモンは必死に枝先にしがみついているようです。花の開花も遅く、少なかったキンカンの「ぷちまる」に、2果ほど結実を確認できました。4月過ぎまで実が付いていた為に、今年のキンカンは不作となりました。リンゴの「らくらくふじ」は、まだ樹上で頑張っています。ビワの「田中」は、ポツリポツリと開花が続いています。



11/1
リンゴは、黄色系の「ジャンボ王林」、「ゴールデンデリシャス」の一部、「シナノゴールド」と「ぐんま名月」を収穫しました。残るのはゆっくりと色付いている「らくらくふじ」となりました。果樹の葉の一部が紅葉の気配を見せていますが、まだ朝晩の気温は13℃前後ですので本格的な紅葉はもう少し先になりそうです。ナツメの「棗王」が茶色く色付きました。食味は、リンゴの水分を抜いたような食感で、甘みがあります。ドライフルーツにするのが良いようです。カリンが黄色く色付いて、鼻を寄せますと良い香りがします。もう少し樹上で完熟させます。プルーンの「ツアー」は、ほとんど葉が落ちて来春の花芽が確認できます。昨年末に入手した桃の「日川白鳳」、「白桃」と「白鳳」は、花芽の準備は出来たようで、樹上の葉も僅かになってきました。
果樹の夏果が終わり、秋果も残り少なくなり徐々に紅葉となり落葉していきますが、キウイのみが青々と茂り、収穫は例年のように初霜の頃になりそうです。





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