リンゴの産地をみますと、長野県以北が適しているようで寒暖の差や台風などの気象変化を考慮しなければなりません。初めてりんごの苗木を購入したときは、らくらくふじとジャンボ王林、近くのホームセンターでゴールデンデリシャスでした。いずれも、熟期が10月以降から11月になります。暖地りんごなる種類もありますが、当地ではつがるや祝などの8月中旬に収穫できる品種が適しているのではないかと思います。

懐かしいりんご ゴールデン・デリシャス 2006.10.15

このデリシャスは、らくらくふじに接ぎ木しています

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サクランボは、開花から結実・収穫まで3ヶ月間と短いですがりんごは、4月から11月と8ヶ月間の長期間に渡って健康管理が必要です。それ故、秋の収穫の喜びは大きいものがあります。
りんご栽培は、開花結実までは比較的容易ですが、無傷で完熟・収穫は難しい果樹だと感じています。葉や果実を病虫害から守るには、無農薬栽培とはいきません。

つがる 開花 H18.04.15

かいどう H18.04.15

津軽の幼果 H18.05.21

アルプス乙女 H18.06.25

海棠はりんごの受粉樹として利用されます。実は、姫りんごに似た小果が鈴なりになります。

りんご :バラ科・リンゴ

H19.03.10 群馬のYさんに送っていただいた「ぐんま名月」の穂木を王林の枝や、地植えで養成中のワイ化りんご台「M9」に接ぎ木した(計6本)。残りは挿し木にした。

*ぐんま名月:果重は300〜350gと大きく果形は円錐形である。果皮は緑黄色でサビの発生は無く美しい。酸味は少なく果汁多くミツ入が全面に入り、食味は良好。山形で10月下旬頃。

りんご台木用の挿し木

残りの接穂とM9ワイ化台の挿し木を行った。

*矮性:植物の成長を抑制して、草丈を低く止める。ワイ化台:台木の種類で、M26やM9など各種開発されており、M9は通常の約半分程度の樹高で、果実の大きさは同じかそれ以上と言われている。鉢栽培に都合がよい。

*楽しみ方:らくらくふじは、M26に接ぎ木された棒苗を改良園から購入し、後日この枝にゴールデンデリシャスを接ぎ木した。今回、さらにぐんま名月の枝が増える予定。1本で3種類のりんごが実るはずである。

りんごの芽が動き出しました。まず、王林が開花しています。昨年、豊作であったアルプス乙女は、裏に当たり蕾は少ない。

受粉用の他種の開花を待つところだが、アルプス乙女の花粉も使えるので、少ない蕾は貴重である。

遅れて接ぎ木した”ぐんま名月”の穂木に新芽の動きが見られる。ここ1・2週間の成長がカギになりそうです。H19.04.01

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