ブドウ 葡萄:ブドウ科、ブドウ属
2009.05.27 先行挿木苗の鉢上げを行いましたが、発根は良好で十分活着が期待できる挿木となっていました。
農文協「草生栽培で生かすブドウの早仕立て新短梢栽培」に、牛乳パック利用の挿木法が載っています。
この方法で5,6年前に良い成績でしたので今年も24パックに24品種の挿木を行っています。暫くは、簡易温室で管理します。
プランターの挿木は、既製の透明プランターカバーを被せて保湿保護しながら鉢置き場の一角に置いています。
2009.02.21 葡萄の挿木
2008.8.13
嬉しい収穫。
種なしブドウの「ヒムロッドシードレス」は、小粒ながら甘く美味しいブドウでした。
大粒の「藤稔」は、ジベレリン処理で種なしになり完璧な出来ではありませんでしたが、美味しいブドウとなりました。
私が初めてブドウ栽培を手掛けたのは、25年前に露地植えで「ピオーネ」を植え付けました。垣根風に蔓を這わせて立派な幹に成長し、房もよく付いたので袋掛けもしていましたが収穫まで至ることはありませんでした。その頃は、病虫害の知識も少なく残念な結果の繰り返しで、ブドウへの興味が次第に薄れていきました。
趣味の果樹栽培に火が付いた頃から、再度ブドウを栽培してみようと思い立ち、植原葡萄研究所から「ビッテロビアンコ」、「リザマート」、「ヒムロットシードレス」、「ネヘレスコール」と「ゴールドフィンガー」を取り寄せました。年末の入手で、翌年にはゴールドフィンガーの発芽はなく、現在、4品種が残っています。何れも鉢植えから始めましたが、2年ほど前から根域制限をしながらの露地栽培に変えています。
4品種導入の1年後に「藤稔」を購入し、一昨年の末に「選抜ピオーネ」、「ナイアガラ」、「キャンベルスアーリー」と「スチューベン」を新たに購入し、鉢植えで「行灯作り」を目指しています。
今回の品種は、比較的素人好みの育てやすい品種を選択し、収穫の確実性を重んじた品種選択となっています。(2009.03)
2009.06.10 藤稔の房調整・摘粒と袋掛けの実施。
小粒のブドウは、房の数を調整し、大粒種は房数もさることながら、一房の粒数も調整する必要が有るようです。
「藤稔」の適正粒数は20粒との研究報告を参考に、房調整後に袋掛け(BIKOO+ブドウ傘)を行いました。
”ゴルフボール大”と言われる大粒ですが、今年はどの程度迫ることが出来るのか楽しみなブドウ栽培です。@実際には、フルメット処理が無いと、肥大にも限度は有りそうです。
2009.06.08 2回目プランター挿しのブドウ苗の鉢上げを行っています。
発根量は先行の挿木苗の方が若干多いように思いましたが、鉢上げ後の活着に影響するほどではないと思います。
こちらは、3月中旬に挿木した穂木ですが、上記のプランターとパック挿しは2月初旬の挿木です。
先行挿しの苗の方が僅かに葉の大きさで勝っていますが、遅れて挿しても遜色ない成長は、興味深い結果であると思っています。
慌てて挿し木する必要は有りません・・と言うことでしょうか。
品種確保の目的で挿木養成していますが、穂木交換やご厚意で頂いた品種は9割方確保の見通しです。
今後、1,2年掛けて苗を伸長させてから鉢栽培での行灯作りを計画しています。
挿木した主要な品種:ハニービーナス、ハニーレッド、ゴルビー、ゴールドフィンガー、メルロー、ソービニオンブラン、リースリング、ユニコーン、シナノスマイル、下村早生巨峰、デラウェア、バッファロー、ブラック三尺、ロザリオビアンコ、甲斐路、甲州、紅富士、キングデラ、峯寿など
これらの挿木で、どれだけの品種が残りますかは、全く予測できません。多くの品種を確保したいのですが・・。
3基目のブドウ棚は、欧州種用として雨除けシートを張る予定でこの様に厳つい骨組みとなりました。
「ビッテロビアンコ」、「リザマート」などを主要品種として、同系統の品種の接木や芽接ぎで品種の倍増も計画しています。
ちょっと上手く行きますと、嬉しくて色々な品種に興味がわいてしまいます。小さいながらもブドウ棚を3つほど設置していますので、次は場所を取らない行灯作りで品種の倍増計画を画策しています。
幸い今年は、交換穂木やご厚意で頂いた貴重な穂木がありますので挿木や芽接ぎ・接木などで先ず品種確保を実施していく予定です。
2008.5.5 左「ヒムロッドシードレス」、右「藤稔」の花芽。
この後、ヒムロッドシードレスは2年連続の収穫となり、藤稔は初収穫の年となりました。
2008.6.28 3月に挿木して活着が確認された苗を挿し床から個別の鉢に植え替えました。
ハニーレッド、峯寿、ゴルビー、ゴールドフィンガー、ネヘレスコール・・など。
2009.02.01 屋根付きブドウ棚(3基目)
2009.05.10 ブドウの挿木経過
プランター2個と牛乳パックへと挿したブドウの休眠枝挿しの5月の様子です。
5月末から6月に梅雨入り時期までに、鉢上げを予定しています。
牛乳パック挿しは、一年間はこの状態で養成することを考えています。このパック挿しには、施肥も行う必要が有ります。