サクランボは、数ある家庭果樹の中で、開花・結実の難しさは最高位にあると感じています。
栽培を手掛けて十数年になりますが、途中に数年間の挫折期間を経て、ここ2〜3年でコツを掴めたように思います。
”家庭でさくらんぼ狩り”を目標に、工夫の週末です。

さくらんぼの受粉は、相性の良い品種を同時期に開花させる必要があります。
受粉にはミツバチやマメコバチなどの自然の力を借りたいところですが、実際には筆や羽毛凡天などを利用して人工的に行う必要があります。
帰宅後、夜遅くにヘッドライトを頼りに、受粉するのは大変ですが結実を確認するまでの不安と期待が楽しみでもあります。

花芽が付くまでには、新芽のピンチや水管理、病虫害の予防・駆除と手間がかかりますが、色づいたサクランボが陽光に踊るとき、果樹栽培の醍醐味がそこにあります。

サクランボは、放っておきますと青々と茂って大木になりますが、お花見のさくらと異なり開花はほとんど望めないようです。地植えより鉢植えの方が、花芽の萌芽が早まり大鉢より小鉢の方がより早い・・と言われています。

その他、大泉流のねじり合わせ栽培
法など、着果への工夫は多種多様です。
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ナポレオン H18.06.17

完熟サクランボ 高砂・佐藤錦 18.6.10
4Lは、31mm以上になりました。

開花 H18.04.15

ねじり合わせ栽培 佐藤錦×高砂 H18.04.15

さおり 結実 H18.04.30

今年は、開花時期が早まるかも知れません。今は、花芽の膨らみが目に見えて増大しています。さくらんぼの鉢は、庭先に並べています。右写真の一番大きな鉢は60リットルの用土が入ります。

例年なら、3月に施す芽吹き肥料の自家製ぼかし肥料を、早めに施しました。寒冷期間が極端に少ないのが、今後の開花・結実にどの様に影響するのか少し気がかりです。H19.02.10

サクランボ栽培 (桜桃):バラ科・さくら属

暖地桜桃と桜桃・はるか H19.03.03

暖地桜桃の結実が確認できました。H19.04.01

H10.04.01 今年の一番花は”さおり”でした。次いで紅秀峰の開花で始まりました。今年は、2月に施肥した事が災いしたらしく、花芽が葉芽に変化してしまった様です。栄養が効き過ぎた様です(失敗)。その傾向として、例年ですと花芽(蕾が)出そろった後から葉芽が伸び出すのが、今年の失敗作は、開花前に葉芽が伸び出しています。僅かに残った蕾→開花を大事に、受粉していこうと思います。その為、さくらんぼ置き場に雨よけを展張しました。

やはり、さくらんぼは難しいです(^_^;)。

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さくらんぼ栽培に関しましては、宇都宮市のご自宅の屋上で各種果樹の栽培を手掛けている”屋上果樹園”さんのさくらんぼ栽培技術は大変参考になります。今でも、プロ農家の技術を吸収されているようです。私が、さくらんぼ栽培に再度挑戦してみようと思い立ったきっかけは、屋上果樹園さんからの刺激が大きいです。

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