もも :バラ科・さくら属

もも(桃)は、多くの果樹種のなかで数少ない棒苗から翌年結実が可能な果樹ではないでしょうか。ホームセンターなどで、3月頃購入する際に花芽付きを選びますと、その年の夏には、美味しい自家栽培の完熟桃を味わうことも可能です。

注意点として、自家受粉と別に受粉樹が必要な品種(他家受粉)、花粉が少ない品種がありますので参考書で確認が必要です。例えば、”1本で実ります”とあれば、自家結実タイプですので、大丈夫です。ポピュラーな品種として、7月頃熟す白鳳は育てやすいですし、1本で自家受粉します。ももは、枝先の葉が縮れる”縮葉病”が発生しやすいので、落葉期(2月頃)に石灰硫黄合剤の撒布は欠かせない農薬散布となります。
一説では、肥培管理することで縮葉病を防げるようですが、私は毎年撒布を怠りません。

自宅周辺では、最近ハクビシンの被害が多く、野菜や果物が狙われます。毎年、完熟1,2日前には確実に食い荒らされていましたので、畑周りに単管パイプを打ち込んで、周囲を防鳥網で囲ってみました。効果は覿面で、完璧に食害を防ぐことが出来ました。天井も網を張っていますので、鳥の被害もナシということです。

開花 白鳳 H18.04.09

Back
Index

収穫直前 白鳳 H16.07.16

桃観音(払子台) H19.03.03

枝の白いまだらは、石灰硫黄合剤を散布した影響が残ったものです。桃は、春先の縮葉病予防にこの散布は欠かせません。黒い鉢は、白く汚れてしまいます。水やりや雨などで徐々に消えていきます。

開花間近 H19.03.10

桃観音は、昨年も沢山花を付けたが結果後、すべて落果してしまった。今年は、他の桃と区別して肥培管理はしないで様子を見る予定。田上姫は、早生の大玉種で収穫は8月上旬と、期待の品種である。

H19.03.18 ももの開花が始まりました。

すももの開花に続いて、ももの開花が始まりそうです。また、受粉作業がしばらく続きます。

灰星病(花腐れ)予防に、ロブラール(1,500倍)を3月中に散布予定。

大玉山吹あかつきとなつっこは、100リットルの鉢に植えています。どちらも根本の幹は直径10センチ程になりました。今年は、木全体に花芽が付いています。H19.03.24

桃観音となつおとめは、細かな根が特徴の台木である”払子台”に接ぎ木した桃であるが、果たしてその効果は・・。桃観音は、収穫時まで落果防止がカギとなる。H19.03.24

手前:あかつき、奥:なつっこ

なつっこ H19.04.01

H19.04.22 桃観音は、独特の扁平の形が幼果から見て取れる。昨年は、すべて落果してしまったので、今年はじっくり育てたい。田上姫は、どんな果実になるのか楽しみにしている桃である。あかつき、なつっこは毎年安定した着果であり、育てやすい品種です。

Next
inserted by FC2 system